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作品イメージ
homeページCollection常設展示バロック美術クラウディオ・コエーリョ (Claudio Coello)
Work figure (作品図)
Description of a work (作品の解説) 2004/09/08掲載
【全体図】
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聖アウグスティヌスの勝利 (Triunfo de san Agustin)1664年
271×203cm | 油彩・画布 | プラド美術館(マドリッド)

ラテン教父中の最大の神学者・思想家『聖アウグスティヌス』を主題としたスペインバロック マドリッド派を代表する画家コエーリョの傑作。アウグスティヌスは、西暦354年北アフリカに生を受け、西暦384年にイタリア北部の街ミラノに移るが、当初(少なくとも9年間)は異教であるマニ教徒だった。しかし西暦387年にミラノでキリスト教の洗礼を受け、「神の国」「告白録」など重要な著書を残す。本作は元々アルカラ・デ・エナーレスの聖アウグスティヌス会修道院に飾られていた作品。


【聖アウグスティヌス】
西洋の思想文化形成に計り知れない影響を与え続けた聖アウグスティヌス。画家は聖アウグスティヌスを右手を天に向け、左手を地上にかざした姿で凛々しく描いた。
【神の使者たち】
神の使者として神と人との仲介を務める天使は、こと神に関することでは決して譲ることはなかった聖アウグスティヌスを描く上では必要不可欠な存在のひとつ。
【神の意思を振るう天使】
地上に神の意思を振るう天使。思考と同じ速さで飛び回る天使には、本来ならば翼は必要無いが、天の領域を飛び回る天使の能力を示すため、天使の霊力が具現化されたものとして天使は翼を身につける。
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