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作品イメージ
homeページCollection常設展示バロック美術ベルナルド・ストロッツィ (Bernardo Strozzi)
Work figure (作品図)
Description of a work (作品の解説) 2006/11/29掲載
【全体図】
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女料理人 (La cuoca) 1620年代
177×241cm | 油彩・画布 | パラッツォ・ロッソ美術館

17世紀ジェノヴァ派を代表する画家ベルナルド・ストロッツィ屈指の代表作『女料理人』。ジェノヴァのパラッツォ・ロッソ美術館に所蔵される本作は、貴族を始めとした権力者の下で仕事をおこなう≪女料理人≫を描いた17世紀イタリアを代表する風俗画で、フランドル絵画様式に学んだやや大ぶりで動きのある筆跡と、穏やかで調和性の高い落ち着いた色彩の中に深い陰影描写による劇的な場面表現が大きな特徴のひとつである。狩猟で捕らえられた鳥の羽を毟る作業をおこなっている女料理人は笑みを浮かべながら意味深げにこちらへ視線を送っており、画家特有の白い肌に赤みを帯びた頬が、より女料理人を印象的に見せている。また調理される鳥らや、画面中央やや左部分に配される銀の水差しなどに使用された様々な白色の表現は、ベルナルド・ストロッツィの高い表現力を示しているものであり、本作において大きな見所のひとつである。また画面右部分は白色を基調とし、左部分は吊るされる鳥の黒色や炎の暖色などを基調とするなど画面内で色彩による強いコントラストを示すことによって、乙張りの効いた画面を構成しているのである。


【白い肌に赤みを帯びた頬】
白い肌に赤みを帯びた頬。フランドル絵画様式に学んだやや大ぶりで動きのある筆跡と、穏やかで調和性の高い落ち着いた色彩の中に深い陰影描写による劇的な場面表現が大きな特徴のひとつで、画家特有の白い肌に赤みを帯びた頬が、より女料理人を印象的に見せている。

【調理される鳥】
調理される鳥。ジェノヴァのパラッツォ・ロッソ美術館に所蔵される本作は、貴族を始めとした権力者の下で仕事をおこなう≪女料理人≫を描いた17世紀イタリアを代表する風俗画である。

【大ぶりで動きのある筆跡】
画家特有の大ぶりで動きのある筆跡。調理される鳥らや、画面中央やや左部分に配される銀の水差しなどに使用された様々な白色の表現は、ベルナルド・ストロッツィの高い表現力を示しているものであり、本作において大きな見所のひとつである。

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