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スルバラン (Zurbaran,Francisco de)
2006/01/27掲載
【全体図】
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■
聖ボナヴェントゥーラの埋葬
1629年
(Funerales de san Buenaventura)
245×220cm | 油彩・画布 | ルーヴル美術館(パリ)
スルバランの代表的な連作宗教画のひとつ『聖ボナヴェントゥーラの埋葬』。本作はセビーリャのサン・フランシスコ会修道院が運営する聖ボナヴェントゥーラ学院のために同聖人の生涯を描いた連作≪聖ボナヴェントゥーラの生涯≫の中のひとつで、聖ボナヴェントゥーラが逝去し、その葬儀で民衆の告別を受ける場面≪聖ボナヴェントゥーラの埋葬≫を表している。この連作は本作のほか、ルーヴル美術館所蔵の
『リヨン公会議における聖ボナヴェントゥーラ』
、第二次大戦(1945年)に破壊された『聖トマス・アクイナスを訪問する聖ボナヴェントゥーラ』、ドレスデン国立美術館が所蔵する
『祈る聖ボナヴェントゥーラ』
の4枚で構成されていた。本作の主題≪聖ボナヴェントゥーラ≫とは本名ジョバンニ・フィダンツァとする11世紀に活躍した神学者、宗教学者兼枢機卿で、トスカナ地方バニョレアに生まれるも病弱だった幼少のころに聖フランチェスコによって健康を取り戻し、聖フランチェスコからボナヴェントゥーラ(幸運な子の意)と呼ばれたことからこの通称が定着した。またボナヴェントゥーラは熾天使博士と称えられるほど神学に精通しており、著書『聖フランチェスコ』や『生命の木』などは現在も貴重な資料として使用されている。
関連:
『リヨン公会議における聖ボナヴェントゥーラ』
関連:
『祈る聖ボナヴェントゥーラ』
【告別を受ける聖ボナヴェントゥーラ】
逝去し、葬儀で民衆の告別を受ける聖ボナヴェントゥーラ。≪聖ボナヴェントゥーラ≫11世紀に活躍した神学者、宗教学者兼枢機卿で、病弱だった幼少のころに聖フランチェスコによって健康を取り戻し、聖フランチェスコからボナヴェントゥーラ(幸運な子の意)と呼ばれたことからこの通称が定着した。
【聖人の葬儀をおこなう教皇使節】
聖ボナヴェントゥーラの葬儀をおこなう司教。教皇使節が持参した枢機卿の赤帽を木の枝にかけておくよう願い、実際にそのようになったことから、聖ボナヴェントゥーラを描く際には枢機卿の姿や赤帽が描かれる。
【聖ボナヴェントゥーラの死を嘆く民衆】
聖ボナヴェントゥーラの死を嘆く民衆。セビーリャのサン・フランシスコ会修道院が運営する聖ボナヴェントゥーラ学院のために同聖人の生涯を描いた連作≪聖ボナヴェントゥーラの生涯≫は本作のほか、ルーヴル美術館所蔵の
『リヨン公会議における聖ボナヴェントゥーラ』
、第二次大戦(1945年)に破壊された『聖トマス・アクイナスを訪問する聖ボナヴェントゥーラ』、ドレスデン国立美術館が所蔵する
『祈る聖ボナヴェントゥーラ』
の4枚で構成されていた。
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