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スルバラン (Zurbaran,Francisco de)
2006/03/30掲載
【全体図】
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茨の冠を見つめる幼児キリスト(ナザレトの家)
1630年頃
(Crist Niño contemplando la corona de espinas (Casa de Nazareth))
165×230cm | 油彩・画布 | クリーヴランド美術館
セビーリャで確固たる地位を築いた大画家スルバランの代表的な聖母子作品のひとつ『茨の冠を見つめる幼児キリスト(ナザレトの家)』。地方出身の画家であるスルバランの生涯において最も重要な時期となった1630年代初頭に描かれたと推測されている本作は、神の子イエスが聖母マリアと共に住まうナザレ村(ナザレトとも呼ばれている)の自宅の一場面を描いたもので、後に自らを戴冠することになる受難の象徴である茨の冠を思慮深げに見つめる幼いイエスと、イエスの将来を案じ憂う聖母マリアの表現は画家の静謐でと信仰に満ちたスルバランの様式の特徴をよく示している。また本作は当時より非常に評価が高く、茨の冠を見つめるイエスを単独で描いた作品がセビーリャの地を始めとして複数に所蔵されている。
【茨の冠を思慮深げに見つめるイエス】
茨の冠を思慮深げに見つめる幼いイエス。本作は神の子イエスが聖母マリアと共に住まうナザレ村(ナザレトとも呼ばれている)の自宅の一場面を描いたもので、当時から非常に高い評価を得ており、茨の冠を見つめるイエスを単独で描いた作品がセビーリャの地を始めとして複数に所蔵されている。
【イエスの将来を案じ憂う聖母マリア】
イエスの将来を案じ憂う聖母マリア。後に自らを戴冠することになる受難の象徴である茨の冠を思慮深げに見つめる幼いイエスと、イエスの将来を案じ憂う聖母マリアの表現は画家の静謐でと信仰に満ちたスルバランの様式の特徴をよく示している。
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