Description of a work (作品の解説)
2004/10/29掲載
Work figure (作品図)
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ピエタ(4人の天使に支えられる死せるキリスト)

 1474年頃
Pieta (Cristo morto sorretto da quattro angeli)
91×131cm | テンペラ・板 | リミニ市立美術館

リミニ市のサン・フランチェスコ聖堂が旧蔵し、現在は同市が運営する美術館に所蔵される、ジョヴァンニ・ベッリーニの画業の中期に描かれたピエタ作品の中で最も秀逸な出来栄えを見せる代表作『ピエタ(4人の天使に支えられる死せるキリスト)』。初期に描かれた『ピエタ(聖母と聖ヨハネに支えられる死せるキリスト)』に比べてみると、死せるキリストの表情に甘美性が表れるなど、画家の個性が示されており、彫刻家ドナテッロの影響から更に発展を遂げ、ジョヴァンニ・ベッリーニ独自の個性が表れ始めた作品としても、本作は特に重要視される。


【全体図】
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深い甘美性を持った瞑想的なキリストの表情。彫刻家ドナテッロの影響から更に発展を遂げ、ジョヴァンニ・ベッリーニ独自の個性が表れ始めた作品としても、本作は特に重要視される。



【死せるキリストの甘美的な表情】
死せるキリストの御体を支える、幼き姿をした4人の天使。描かれる4人の天使中、3人の天使の表情が画面に描かれているが、そのどれもが本主題の深い精神性を示している。



【キリストを支える幼き姿の天使】

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