2004/10/31掲載
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キリストの変容(Trasfigurazione) 1487年頃115×151.5cm | 油彩・板 | カポディモンテ美術館(ナポリ)
本作の主題、天上から声を聞き、キリスト自らが神であることを示す場面を描く≪キリストの変容≫。両脇には本主題の典型であるモーセとエリヤを配し、キリストの下には弟子達(聖ペテロ、聖ヤコブ、聖ヨハネ)が平伏している。
【自らが神であることを示すキリスト】
敬虔な宗教画を描きながらもジョヴァンニ・ベッリーニは、その風景に(自然への)情緒的で詩的な表現を用い、自らの画風と柔軟性に富んだ新たなる絵画様式を確立した。
【情緒的で詩的な表現】 |