2005/09/13掲載
■
聖ウルスラ伝(Storie di sant'Orsola) 1490-1495年油彩・画布 | 各部による | アカデミア美術館(ヴェネツィア)
≪出発の挨拶をおこなうイギリス大使≫部分。聖ウルスラとはイギリス王の娘として生まれ、婚約者コノンと1万1000人の侍女を連れローマへ巡礼の旅に出るも、その帰路の途中、蛮族であるケルンのフン族に襲われ殉教した初期キリスト教伝説の聖女。
関連:『出発の挨拶をおこなうイギリス大使』拡大表示 【出発の挨拶をおこなうイギリス大使】
カルパッチョが残した傑作『聖ウルスラ伝』は≪イギリス大使の到着≫、≪出発の挨拶をおこなうイギリス大使≫、≪イギリス大使の帰国≫、≪巡礼への出発≫、≪巡礼者たちと教皇の会見≫、≪聖ウルスラの夢≫、≪ケルンへの到着≫、≪巡礼者たちの殉教と聖ウルスラの埋葬≫、≪聖ウルスラの称揚≫の9場面から構成される。
関連:『聖ウルスラの夢』拡大表示 【聖ウルスラの夢】 |