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homeページCollection常設展示ルネサンス芸術ヘールトヘン・トット・シント・ヤンス (Geertgen tot Sint Jans)
Work figure (作品図)
Description of a work (作品の解説) 2006/07/21掲載
【全体図】
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聖ヨハネ騎士団のための祭壇画 1484年以降
(Shutter of the Altar of the Order of St.John at Haarlem)
各175×139cm | 油彩・板 | ウィーン美術史美術館

15世紀後半にハールレムなど様々な都市で活躍した画家ヘールトヘン・トット・シント・ヤンスを代表する作品『聖ヨハネ騎士団のための祭壇画』。本作はハールレムの聖ヨハネ会修道院の祭壇室のために制作された三連祭壇画の右翼部分で、表面に≪キリストの哀悼≫場面、裏面に≪洗礼者聖ヨハネの遺骨を焼却するよう命じる背教者ユリアヌス≫場面が描かれており、主に取り上げる≪洗礼者聖ヨハネの遺骨を焼却するよう命じる背教者ユリアヌス≫では、ヘロデの娘サロメの願いによって斬首された洗礼者聖ヨハネの埋葬場面から、コンスタンティヌス一世の甥で、ギリシアやローマ神話の神を信仰の対象とする伝統的な多神教を推奨したことからキリスト教信者から背教者と呼ばれたローマ皇帝ユリアヌスの命によって墓から遺体を取り出し焼却させる逸話が同一場面内に描かれている。なお『聖ヨハネ騎士団のための祭壇画』は本作のみが現存するも、16世紀後半の画家マンデルが記した北欧最初の美術史への記述や、マンデルと同時代の版画家マタムの銅版画描写によって祭壇画の構成が判明しており、中央部分には磔刑図が配されていた。

関連:ヘールトヘン・トット・シント・ヤンス作『キリストの哀悼』


【遺骨を焼却するよう命じるユリアヌス】
洗礼者聖ヨハネの遺骨を焼却するよう命じるユリアヌス。本作はハールレムの聖ヨハネ会修道院の祭壇室のために制作された三連祭壇画の右翼部分で、表面に≪キリストの哀悼≫場面、裏面に≪洗礼者聖ヨハネの遺骨を焼却するよう命じる背教者ユリアヌス≫場面が描かれている。

【焼却される洗礼者聖ヨハネの遺骨】
焼却される洗礼者聖ヨハネの遺骨。『聖ヨハネ騎士団のための祭壇画』は本作のみが現存するも、16世紀後半の画家マンデルが記した北欧最初の美術史への記述や、マンデルと同時代の版画家マタムの銅版画描写によって祭壇画の構成が判明しており、中央部分には磔刑図が配されていた。

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