2005/09/02掲載
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聖セバスティアヌス(San Sebastiano) 1458-1470年頃68×30cm | テンペラ・板 | ウィーン美術史美術館 関連:ルーヴル美術館版『聖セバスティアヌス』
深い感情を示す聖セバスティアヌス。聖セバスティアヌスは三世紀ガリア出身のローマ軍人で、マルクスとマルケリヌスというキリスト教徒に話し掛けたことで、キリスト教信者であることが発覚し、杭(又は柱)に打ちつけられた後、矢を放たれた逸話で有名な、聖ペトロ、聖パウロに続く三人目のローマ聖人。
【深い感情を示す聖セバスティアヌス】
極めて細密に描かれる建築物。古代建築や床、背景などはマンテーニャの表現に特徴される独特の硬質感によって、現実味を帯びながらも高い創造性が見られる。
【極めて細密に描かれる建築物】 |