Description of a work (作品の解説)
2005/08/17掲載
Work figure (作品図)
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キリストの復活

 (Pesurrezione di Cristo) 1463-1465年
225×200cm | フレスコ | サンセポルクロ市立美術館

ピエロ・デラ・フランチェスカの代表的なフレスコ作品『キリストの復活』。現在は美術館となっているサンセポルクロ宮殿の壁面に描かれた本作は、磔刑に処され息絶えたイエスの死から三日後の早朝、死に勝利し、復活を遂げたイエスを描く≪キリストの復活≫であるが、本作は復活した勝利者としての姿が強調された、当時の神学に基づくイタリア美術の特徴を示しながらも、イエスがサンセポルクロの旗を掲げるなど、政治的な意図も含まれた図像にて描かれている。また一説では、画面下部に配される左から二番目の眠る兵士は、ピエロ・デラ・フランチェスカの自画像とも云われている。


【全体図】
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サンセポルクロの旗を掲げる≪勝利者≫イエスの姿。この片足を石棺のふちにかけ、勝利者として振る舞い立つイエスの図像は、主題≪キリストの復活≫を、当時の神学に基づき描く上での大きな特徴のひとつ。



【≪勝利者≫イエスの姿】
深く眠る見張り兵士たち。画家のフレスコ作品の中でも、特に秀逸な出来栄えを見せる本作は、制作年代において異論が多いが、アレッツォの壁画と同時期に制作されたと考えられている。また一説では、この人物(左から二番目の眠る兵士)はピエロ・デラ・フランチェスカの自画像とも云われている。



【画家の自画像とされる兵士】

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