Description of a work (作品の解説)
2004/09/27掲載
Work figure (作品図)
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最後の晩餐


(Ultima Cena) 1592-1594年 | 365×568cm
油彩・画布 | サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂

ヴェネツィア派の画家ティントレット晩年期の傑作、サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂内陣のために描かれた『最後の晩餐』。主題は幾多の画家が描いてきた、キリストが十二弟子と共におこなった最後の食事の場面を描く≪最後の晩餐≫。また教会でおこなわれる聖餐式はこれに由来している。本場面≪最後の晩餐≫で、最も強調され描かれるのがユダの裏切りを指摘しているキリストの姿である。真正面から描かれることが通例であったこの場面を、ティントレットは斜め上方向から描くことによって、場面全体の緊迫した臨場感を表現した。また場面を劇的に盛り上げる効果を出しているのが、この画面左上に描かれた光彩を成す灯火で、この灯火より右にユダの裏切りを指摘する迫真の瞬間を、天上から見つめる天使の姿が見える。


【全体図】
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≪最後の晩餐≫で、最も強調され描かれるのがユダの裏切りを指摘しているキリストの姿。真正面から描かれることが通例であったこの場面を、ティントレットは斜め上方向から描くことによって、場面全体の緊迫した臨場感を表現した。



【ユダの裏切りを指摘するキリスト】
場面を劇的に盛り上げる効果を出しているのが、この画面左上に描かれた光彩を成す灯火。この灯火より右にユダの裏切りを指摘する迫真の瞬間を、天上から見つめる天使の姿が見える。



【場面を劇的に盛り上げる灯火】

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