Salvastyle.com 自己紹介 サイトマップ リンク メール
About us Site map Links Contact us
home Information Collection Data Communication
Collectionコレクション
作品イメージ
homeページCollection常設展示バロック美術グエルチーノ (Guercino)
Work figure (作品図)
Description of a work (作品の解説) 2005/11/29掲載
【全体図】
拡大表示
放蕩息子の帰還 (Figliol prodigo) 1619年
106.5×143.5cm | 油彩・画布 | ウィーン美術史美術館

ボローニャ派の画家グエルチーノを代表する宗教画『放蕩息子の帰還』。セッラ枢機卿の依頼により制作された本作の主題はイエスの寓意のひとつで、父から財産を等分に与えられた兄弟のうち、弟は家を出て放蕩し財産を消費した後、豚の世話役となり、その餌で餓えをしのいでいたが、最後には実家へと戻り父の祝福を受けるも、真面目に農業の精を出していた兄は怒り詰るが、父より、罪を犯した者が悔悛することは死人が蘇るようなものと宥められる、信仰と慈悲と希望を説いた≪放蕩息子≫より放蕩息子の帰還の場面を描いたもので、強い明暗法によって劇的な感情性を表現した画家の特徴がよく示されている。


【父によって宥められる長男】
父によって宥められる長男。強い明暗法によって劇的な感情性を表現するグエルチーノの特徴がよく示される本作は、当時の権力者のひとりセッラ枢機卿の依頼により制作された。
【次男を許し祝宴を催す父】
次男を許し祝宴を催す父。しかし真面目に農業の精を出していた兄は放蕩を重ねた後、戻ってきた弟に怒り詰るが、父は罪を犯した者が悔悛することは死人が蘇るようなものと兄を宥めた。
【実家へ帰還した次男】
実家へ帰還した次男。本作の主題≪放蕩息子の帰還≫は信仰と慈悲と希望を説いたイエスの寓話のひとつとして、ゴシック期より数多く描かれてきた主題のひとつである。
Copyright (C) Salvastyle.com - ++ All Rights Reserved.