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砂漠のマグダラのマリア(聖ターイス)
(Santa María Magdalena (or St Thais)) 1640-1641年頃
181×195cm | 油彩・画布 | プラド美術館(マドリッド) |
数少ないリベラの手がけた女性の聖人像の代表作『砂漠のマグダラのマリア』。本作は贅沢を尽くし遂には娼婦に身を落としたものの、悔悛し、主イエスの足に香油を塗り自らの髪で拭ったとされる、キリスト教で最も重要視される聖女のひとり≪マグダラのマリア≫を描いたもので、リベラ独特の厳しい陰影法を駆使した描写の中に、男性聖人像には見られない優雅で若干の悲壮を感じさせる表現が大きな特徴のひとつである。また一部では本作を聖ターイスとも解釈する説も唱えられている。
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