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作品イメージ
homeページCollection常設展示バロック美術ピーテル・パウル・ルーベンス (Rubens,Peter Paul)
Work figure (作品図)
Description of a work (作品の解説) 2005/10/11掲載
【全体図】
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凍えるウェヌス (Venus Shivering) 1614年頃
142×184cm | 油彩・板 | アントウェルペン王立美術館

ルーベンスが残した寓意的神話画の傑作『凍えるウェヌス』。同じくルーベンスを代表する寓意的神話画のひとつ『ケレスとバッコスがいないとヴィーナスは凍えてしまう』と同様に、愛を司る女神ヴィーナスも、美食と酒がなければ醒めてしまうという寓意を描いたものであるが、こちらは美食を意味する豊穣の神ケレスと酒神バッコスは描かれず、実際に女神ヴィーナスがエロス(キューピッド)と共に凍えている姿が描かれた。


【大地に屈み凍えている女神ヴィーナス】
大地に屈み凍えている女神ヴィーナス。愛を司る女神であるヴィーナスの、輝くような肌の質感と圧倒的な存在感はルーベンスが描く裸体描写によく見られる特徴のひとつで、本作はその特徴が最もよく示される作品のひとつ。
【凍える愛の神エロス(キューピッド)】
凍える愛の神エロス(キューピッド)の姿。本作は愛を司る女神ヴィーナスも、美食と酒がなければ醒めてしまうという寓意を描いたもので、このような意的意味をもつ神話画は当時のネーデルランド(オランダ)やフランドル(ベルギー)などで好まれた。
【情緒豊かに表現される風景】
ルーベンスらしい情緒豊かな表現が特徴の風景描写。叙情感の溢れる詩情的な風景の描写はイタリア留学での研究の成果であり、この後、ルーベンスの大きな特徴のひとつとなる。
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