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ジャン=フランソワ・ミレー Jean-Francois Millet
1814-1875 | フランス | 写実主義 農民画家
19世紀活躍した写実主義の農民画家。故郷であるシェルプールからパリへ出て新古典主義の画家ドラローシェに師事。肖像画や歴史画を学ぶが、サロンでは認められなかった。1848年に出展した作品『箕(み)をふるう人』でサロン初入選をし、それを転機に農民画家へ転向、翌年の1849年にはパリから南東へ60kmの場所にあるバルビゾン村へ移住しバルビゾン派となる。『
種をまく人』『
落穂拾い』『
晩鐘』など農民を主人公にしたレアリスム絵画を描き、1867年のパリ万国博覧会で名声を得た。晩年には印象派に近いパステルや水彩画も制作した。