2004/11/06掲載
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晩鐘(L'Angelus) 1855-1857年55.5×66cm | 油彩・画布 | オルセー美術館(パリ)
鐘の音色に合わせ、死者へ祈りを捧げる農夫婦。本作は、夕刻の畑で、鐘の音に合わせて死者のために天使の祈りをするように祖母から教えられた、ミレーの幼い頃の思い出から描かれたとされている。
【鐘の音に合わせ行なう天使の祈り】
サルバドール・ダリは、この農夫婦の足元(左図部分)には農夫婦の子供のものと思われる小さな棺が描かれていると学説を唱えたが、研究者の間では、ほぼ異説であるとされている。
【農夫婦の足元に置かれる籠】 |