Description of a work (作品の解説)
2004/11/01掲載
Work figure (作品図)
■ 

聖母子と聖カタリナ、マグダラのマリア(聖会話)


Madonna con il Bambino e le sante Caterina e Maddalena
(Sacra conversazione) 1490年頃
58×107cm | 油彩・板 | アカデミア美術館

黒く塗りつぶされた背景から浮かび上がる各人物像(左からマグダラのマリア、幼子キリスト、聖母マリア、聖カタリナ)の表現にレオナルド・ダ・ヴィンチから習得したとされるスフマート(ぼかし技法)の技法を1937年にガンバ、1963年にモスキーニの両美術学者が指摘しているジョヴァンニ・ベッリーニの代表作『聖母子と聖カタリナ、マグダラのマリア』、通称『聖会話』である。暗い背景に浮かび上がる聖母子の姿に深い神秘性を与えた表現技法的要因がみられる。画面右部分に配される真摯な表情のマグダラのマリアは自身の罪を悔い、キリストの御足の下で涙を流し、その涙で濡れた足を自分の髪で拭いた後、香油を塗ったとされている。画面左部分に描かれるアレクサンドリアの聖女カタリナは学識に優れ、異教の学者らをを論破し改宗させ4世紀の初頭に殉教したと伝えるが、現在はその実在を疑問視され、教会暦から除外されている。


【全体図】
拡大表示
斜め前方を見つめる聖母マリアと、父なる神が在るとされる天井を仰ぐ幼児キリストの姿。暗い背景に浮かび上がる聖母子の姿に深い神秘性を与えた表現技法的要因がみられる。



【聖母マリアと幼児キリスト】
自身の罪を悔い、キリストの御足の下で涙を流し、その涙で濡れた足を自分の髪で拭いた後、香油を塗ったとされている真摯な表情のマグダラのマリア。



【真摯な表情のマグダラのマリア】
アレクサンドリアの聖女カタリナ。学識に優れ、異教の学者らをを論破し改宗させ4世紀の初頭に殉教したと伝えるが、その実在を疑問視され、現在は教会暦から除外されている。



【敬虔な聖カタリナの姿】
解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説解説



【解説解説解説解説解説解説解説】

Salvastyle.com 自己紹介 サイトマップ リンク メール
About us Site map Links Contact us

homeInformationCollectionDataCommunication
Collectionコレクション
作品イメージ