2004/11/07掲載
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サン・ザッカリア祭壇画(Pala di San Zaccaria) 1505年頃500×235cm | 油彩・板(画布) | サン・ザッカリア聖堂
微妙な色彩の変化によって空間的奥行きを表現した中央ドームと、その中の玉座に鎮座する聖母マリアと幼子キリスト。本作は当初、板に油彩で描かれたが、後に(当時使われ始めた素材である)画布(カンバス)へと写された。
【玉座に鎮座する聖母とキリスト】
キリスト十二弟子の筆頭で、カトリック教会では初代教皇となる聖ペテロと、エジプト北部、地中海岸にある港湾都市でヘレニズム文明の中心として栄えたアレクサンドリアの聖女、四世紀初頭に殉教するも、学識に優れ異教の学者たちを論破し改宗させたと伝える聖カタリナ。
【聖ペテロと聖カタリナ】
ラテン語のルクス(光)が語源となるため、一般的に「光の女神」を指す聖ルキアと、キリスト教の聖人でラテン教会 四教父のひとり聖ヒエロニムスの姿。
【聖ルキアと聖ヒエロニムス】 |