Description of a work (作品の解説)
2004/10/26掲載
Work figure (作品図)
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聖母と祝福する幼児キリスト

 1448年頃
(Madonna con il Bambino benedicente)
50×45cm | テンペラ・板 | ブレラ美術館(ミラノ)

カザルフィウマネーゼ・ディ・イーモラのセルヴィーテ聖堂が旧蔵し、現在はミラノのブレラ美術館に所蔵されるヤコポ・ベッリーニの代表的な宗教画『聖母と祝福する幼児キリスト』。薄く慈しみの笑みを浮かべる聖母マリアと、威厳すら感じる祝福のポーズをとる幼子キリストの姿を描いた本作は、全15作品と現存作品の極めて少ないヤコポ・ベッリーニを研究する上でも特に重要視されている。またブレシアのタディーニ美術館にも同名の作品が所蔵されている。本作は額外に戴冠された聖母の頭が描かれるなど、通例となっている聖母子像とは異なっている。また周辺には1448と制作年記が記される。王の中の王として降誕した神の子キリストの神格性が、ヤコポ・ベッリーニの熟練した技法によって強く表現されている。


【全体図】
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控えめに慈しみの笑みを浮かべる聖母マリア。本作は額外に戴冠された聖母の頭が描かれるなど、通例となっている聖母子像とは異なっている。また周辺には1448と制作年記が記される。



【慈しみの笑みを浮かべる聖母マリア】
威厳を感じる幼子キリストの姿。王の中の王として生まれたキリストの神格性が、ヤコポ・ベッリーニの熟練した技法によって強く表現されている。



【威厳を感じる幼子キリストの姿】

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