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作品イメージ
homeページCollection常設展示ルネサンス芸術ヤン・ファン・エイク (Jan van Eyck)
Work figure (作品図)
Description of a work (作品の解説) 2004/09/15掲載
【全体図】
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宰相ニコラ・ロランの聖母子(オータンの聖母子)
(Virgin and Child with Chancellor Nicola Rolin) 1435年頃
66×62cm | Oil on panel | Musee du Louvre, Paris

オータン大聖堂が旧蔵していたことからオータンの聖母とも呼ばれるエイクの代表作『宰相ニコラ・ロランの聖母子』。大聖堂へ寄贈したのは同地オータン出身者で1422年ブルゴーニュ公国の宰相となったニコラ・ロラン。本作は百年戦争中の1435年、イギリス、フランス、ブルゴーニュの三国間に結ばれた和平を機にロランがエイクに注文し、オータン大聖堂へ寄贈したものだと研究されている。慈しみの表情を浮かべ、幼子イエスを抱く聖母マリアの上方には神の意思を伝え、その実行者ともなる天使が翼を広げ、聖母に戴冠しようとしている。また写実的な表現で描かれる幼子イエスがおこなう右手を上げ、指を二本立てるポーズは祝福の、または審判の意味を持つとされている。


【戴冠する聖母マリア】
慈しみの表情を浮かべ、幼子イエスを抱く聖母マリア。上方には神の意思を伝え、その実行者ともなる天使が翼を広げ、聖母に戴冠しようとしている。

【幼子イエスの姿】
写実的な表現で描かれる幼子イエスの姿。イエスがおこなう右手を上げ、指を二本立てるポーズは祝福の、または審判の意味を持つとされている。
【宰相ニコラ・ロラン】
1376年オータンに生まれ、1462年没したブルゴーニュ公国の宰相ニコラ・ロランの姿。
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