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作品イメージ
homeページCollection常設展示ルネサンス芸術ハンス・ホルバイン (Hans Holbein)
Work figure (作品図)
Description of a work (作品の解説) 2004/10/20掲載
【全体図】
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大使たち (Die Gesandten) 1533年頃
206×200cm | Tempera | National Gallery, London

肖像画家としても名を馳せていたホルバインの代表的な肖像作品『大使たち』。仏の使節として渡英したダントヴィユと、友人でラヴール司教のジョルジュ・ド・セルヴを描いた本作は、自身二度目となる1532年からのイギリス滞在時に描かれた作品で、肖像画としての対象のとらえ方、表情の繊細で細密な描写など、この時期のホルバインの円熟味を増していった表現が大きな見所である。また画面中央に描かれた頭蓋骨のトロンプ=ルイユ(だまし絵)としても名高い作品でもある(トロンプ=ルイユとはフランス語からきた言葉で、室内の壁や天井に実際の窓や柱、装飾パターンや風景を書き込む技法で、単なる【だまし絵】ではなく、欧州では古典的な建物にも多様される装飾法)。聖ミカエル騎士図の騎士で、仏の使節として渡英したダントヴィユの29歳時の肖像やラヴール司教でもあったジョルジュ・ド・セルヴ25歳時の肖像の羽織った柔らかい毛の表現や、使節らしく凛とした表情など、いずれも高度な技術で描かれている。


【仏使節として渡英したダントヴィユ】
聖ミカエル騎士図の騎士で、仏の使節として渡英したダントヴィユの29歳時の肖像。羽織った柔らかい毛の表現や、使節らしく凛とした表情など、いずれも高度な技術で描かれている。

【ラヴール司教のジョルジュ・ド・セルヴ】
ホルバインの友人で、ラヴール司教でもあったジョルジュ・ド・セルヴ25歳時の肖像画。トロンプ=ルイユとはフランス語からきた言葉で、室内の壁や天井に実際の窓や柱、装飾パターンや風景を書き込む技法。単なる【だまし絵】ではなく、欧州では古典的な建物にも多様される装飾法。

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