2004/10/24掲載
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聖三位一体(Trinita) 1426-1428年頃667×317cm | フレスコ・画布 | サンタ・マリア・ノヴェッラ聖堂 関連:聖三位一体部分拡大図
三位一体論や三一論とも呼ばれるこの教義は、父なる神、神の子イエス、聖霊の三位は全て本質(ウーシア)において同一視され、唯一の神はこの三つ全てをもつ実体であるという教義である。
【神の子イエスの姿】
厳粛にイエスを支える父なる神。本作ではこのほかに登場人物として聖母マリア、洗礼者ヨハネ、寄進者であるドメニコ・レンツィとその妻が描かれ、寄進者の下部には細密に描写された石棺に横たわる骸骨の全身像が描かれている。
【イエスを支える父なる神】 |