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作品イメージ
homeページCollection常設展示ルネサンス芸術ハンス・メムリンク (Hans Memling)
Work figure (作品図)
Description of a work (作品の解説) 2006/07/10掲載
【全体図】
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聖カタリナの神秘の結婚の祭壇画 1474-79年頃
(Altarpiece of the Mystical Marriage of St.Catherine)
172×330cm | 油彩・板 | 聖ヨハネ病院(ブルッヘ)

初期ネーデルランド絵画の画家ハンス・メムリンクの代表的な作品のひとつ『聖カタリナの神秘の結婚の祭壇画』。本作には、中央に≪玉座の聖母子≫と4世紀の聖女でイエスと婚姻体験を持つ逸話で有名な≪聖カタリナの神秘の結婚≫や諸聖人が、左翼部分にはヘロデ王の娘サロメが舞踏の見返りとして洗礼者聖ヨハネの首を求めた為に洗礼者聖ヨハネが斬首された場面≪洗礼者聖ヨハネの斬首≫が、左翼部分には福音書記者聖ヨハネが流刑で辿り着いたパトモス島で黙示禄を記したとされる伝説の場面≪パトモス島の福音書記者聖ヨハネ≫が描かれているほか、閉扉時は左扉に聖ヒエロニムスとパドヴァの聖アントニウス、2人の寄進者アントニオ・セーヘルスとヤコプ・デ・ケウニンクが、右扉に聖アグネスと聖クララ、2人の女性寄進者アグネス・カセンブロードとクララ・ヴァン・フルセン(聖ヨハネ病院の看護人と婦長)が描かれている。

関連:閉扉時『諸聖人と寄進者夫婦』


【指輪を与える幼子イエス】
聖カタリナに婚姻のしるしである指輪を与える幼子イエス。本作の中央部分には中央に≪玉座の聖母子≫と4世紀の聖女でイエスと婚姻体験を持つ逸話で有名な≪聖カタリナの神秘の結婚≫や諸聖人、天使らなどが描かれている。

【聖女カタリナ】
4世紀の聖女でイエスと婚姻体験を持つ聖女カタリナ。アレクサンドリアに生まれた聖カタリナは聖カタリナはローマ皇帝の怒りに触れ、大釘を打ち付けた車輪で拷問を受けた後、斬首され殉教したとされるキリスト教の聖女であるが、残される逸話の信憑性から現在、教会暦から除外されている。

【斬首された洗礼者聖ヨハネの首】
斬首された洗礼者聖ヨハネの首。≪洗礼者聖ヨハネの斬首≫とは旧約聖書における最後の予言者でもある≪洗礼者聖ヨハネ≫がユダヤの民を惑わしたとの罪で投獄される中、ヘロデ王の娘サロメが王の前で踊りその褒美として洗礼者聖ヨハネの首を求めたことから、聖ヨハネが斬首される重要な場面である。

【黙示禄を記す福音書記者聖ヨハネ】
史的な根拠はないがエーゲ海のパトモス島で黙示禄を記したとされる福音書記者聖ヨハネ。なお閉扉時は左扉に聖ヒエロニムスとパドヴァの聖アントニウス、2人の寄進者アントニオ・セーヘルスとヤコプ・デ・ケウニンクが、右扉に聖アグネスと聖クララ、2人の女性寄進者アグネス・カセンブロードとクララ・ヴァン・フルセン(聖ヨハネ病院の看護人と婦長)が描かれている。

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