Description of a work (作品の解説)
2004/09/01掲載
Work figure (作品図)
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リビアの巫女

 (Sibilla libica) 1511年
395×380cm | フレスコ | システィーナ礼拝堂(バチカン)

1508年から1512年と実に4年の歳月をかけて制作された、世界最大の壁画となるシスティーナ礼拝堂天井画。ここでは天井画の人物中最も大きく描かれている『預言者と巫女』部分から人気の高いリビアの巫女をピックアップした。『預言者と巫女』部分の人物には沈黙、思想、読書、瞑想、熱狂、恍惚、対話など、様々な場面でのポーズで、その精神状態を表しているとされている。システィーナ礼拝堂天井画はミケランジェロの生気みなぎる豊かな肉体表現が絵画として最も顕著に表れた作品のひとつであり、中でも本場面『リビアの巫女』部分は、巫女の壮麗な美しさと、対象を背面から捉える絶妙な構図展開が融合した代表的部分として広く知られている。


【全体図】
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『預言者と巫女』部分の人物のほとんどは書物を持ち、背後に二匹の精霊を伴っている。このリビアの巫女は書物を持つ人物像の代表的な作例のひとつ。



【書物を持つ巫女】
美しい光沢を放つ巫女の衣服。この『預言者と巫女』部分は7人の預言者と5人の巫女によって構成される。各名称については以下を参照のこと。
関連:天井画各部分別名称【1】天井画各部分別名称【2】





【美しい光沢を放つ衣服】
『預言者と巫女』部分の人物には沈黙、思想、読書、瞑想、熱狂、恍惚、対話など、様々な場面でのポーズで、その精神状態を表しているとされている。



【細密な描写で表現】

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