Description of a work (作品の解説)
2006/05/28掲載
Work figure (作品図)
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聖会話

 (Sacra conversazione) 1480年頃
175×196cm | テンペラ・板 | アカデミア美術館(ヴェネツィア)
※アルヴィーゼ・ヴィヴァリーニ作

ヴィヴァリーニ家の始祖アントニオの息子アルヴィーゼ・ヴィヴァリーニ随一の代表作『聖会話』。父アントニオが確立したヴィヴァリーニ家独特の明瞭な色調や温雅な線描による透明感を感じさせる光彩表現とヴェネツィア派の確立者ジョヴァンニ・ベッリーニからの影響を強く感じさせる情緒溢れる柔軟性に満ちた様式を融合させ、統一感を保ちながら壮大な画面構成による独自の画風でヴィヴァリーニ一族の伝統を更新させた。玉座に鎮座する聖母マリアと祝福のポーズを取る幼子イエスを中心に聖ドミニクスや聖フランチェスコなどの諸聖人を配した極めて伝統的な聖会話の構図を用いながらも、その表現はヴェネツェア派の確立者ジョヴァンニ・ベッリーニの影響が色濃く反映されていることから、アルヴィーゼ・ヴィヴァリーニの画風形成を研究する資料的価値としても特に重要視されている作品のひとつである。


【全体図】
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玉座に鎮座する聖母マリアと祝福のポーズを取る幼子イエス。本作に描かれる≪聖会話≫の構図は玉座の聖母マリアと幼子イエスを中心に聖ドミニクスや聖フランチェスコなどの諸聖人を配した極めて伝統的な構図が用いられている。



【玉座の聖母マリアと幼子イエス】
聖ドミニクスを始めとする諸聖人。ヴィヴァリーニ家独特の明瞭な色調や温雅な線描による透明感を感じさせる光彩表現と情緒溢れる柔軟性に満ちた様式を融合させ、統一感を保ちながら壮大な画面構成による独自の画風でヴィヴァリーニ一族の伝統を更新させた。



【聖ドミニクスを始めとする諸聖人】
聖フランチェスコを始めとする諸聖人。本作はヴェネツェア派の確立者ジョヴァンニ・ベッリーニの影響が色濃く反映されていることから、アルヴィーゼ・ヴィヴァリーニの画風形成を研究する資料的価値としても特に重要視されている作品のひとつである。



【聖フランチェスコを始めとする諸聖人】

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