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ルネサンス芸術
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ウェイデン (Weyden)
2006/07/19掲載
【全体図】
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コロンバの祭壇画
(Altarpiece of St.Columba)1455-60年頃
138×293cm | 油彩・板 | アルテ・ピナコテーク
15世紀のネーデルランドを代表する画家ロヒール・ヴァン・デル・ウェイデン晩年の傑作『コロンバの祭壇画』。当時のケルン市長ゴーダート・フォン・デン・ヴァッサーファスによって聖コロンバヌス聖堂に寄贈(名称はこれに由来)され、ボワスレー・コレクションを経てルートヴィヒ一世が購入後、アルテ・ピナコテークに所蔵された、開扉を前提とした三連祭壇画である本作は、主要部分である中央に未来のユダヤの王である神の子イエスが降誕したことを新星の発見によって知ったカスパル(アジア)、メルヒオール(欧州)、バルタザール(アフリカ)の東方の三博士がイエスの下を訪れ礼拝する場面≪
東方三博士の礼拝
≫を配し、左翼部分に父なる神の意志によって聖子の受胎を告げる大天使ガブリエルと、聖告を受ける聖母マリアを描いた≪
受胎告知
≫の場面を、右翼部分に聖霊によって導かれていたエルサレムの老シメオンが律法に従い神殿へ訪れていた幼子イエスを抱き、神を称え救い主であることを宣言すると共に、後に降りかかる救世主イエスへの受難を予言する場面≪
キリストの神殿奉献
≫の場面が描かれている。本作に顕著に示されている曲線を多様し独特の緊張が緩和された表現はウェイデン晩年の様式の典型であり、本作はウェイデン晩年期の最も良い作例のひとつとしても広く認知されている。
関連:
中央部分『東方三博士の礼拝』拡大図
関連:
左翼部分『受胎告知』拡大図
関連:
右翼部分『キリストの神殿奉献』拡大図
【降誕した神の子イエスを抱く聖母マリア】
降誕した神の子イエスを抱く聖母マリア。本作に顕著に示されている曲線を多様し独特の緊張が緩和された表現はウェイデン晩年の様式の典型であり、本作はウェイデン晩年期の最も良い作例のひとつとしても広く認知されている。
【幼子イエスを礼拝する東方の三博士】
幼子イエスを礼拝する東方の三博士。≪
東方三博士の礼拝
≫は神の子イエスが降誕したことを新星の発見によって知ったカスパル(アジア)、メルヒオール(欧州)、バルタザール(アフリカ)の東方の三博士がイエスの下を訪れ礼拝する場面である。また欧州王であるメルヒオールはシャルル豪胆公とされている。
【聖告を受ける聖母マリア】
大天使ガブリエルから聖告を受ける聖母マリア。開扉を前提とした三連祭壇画である本作の左翼部分に父なる神の意志によって聖子の受胎を告げる大天使ガブリエルと、聖告を受ける聖母マリアを描いた≪
受胎告知
≫の場面が描かれている。
【幼子イエスを抱く老シメオン】
幼子イエスを抱き、神を称え救い主であることを宣言する老シメオン。右翼部分には聖霊によって導かれていたエルサレムの老シメオンが律法に従い神殿へ訪れていた幼子イエスを抱き、神を称え救い主であることを宣言すると共に、後に降りかかる救世主イエスへの受難を予言する場面≪
キリストの神殿奉献
≫の場面が描かれている。
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