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作品イメージ
homeページCollection常設展示バロック美術カラヴァッジョ (Caravaggio)
Work figure (作品図)
Description of a work (作品の解説) 2005/10/04掲載
【全体図】
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ホロフェルネスの首を斬るユディト 1595-1596年頃
(Santa Caterina d'Alessamdria)
145×195cm | 油彩・画布 | ローマ国立美術館

人間の暴力性と残虐性がよく示される傑作『ホロフェルネスの首を斬るユディト』。カラヴァッジョ自身の持つ暴力性と残虐性によって表現される本作は、軍を率いてベツリアの街を侵攻する将軍ホロフェルネスを殺害するため、美しい未亡人であったユディットが将軍ホロフェルネスに近づき、泥酔したところを剣で斬首する架空の物語≪ホロフェルネスの首を斬るユディト≫を典拠として描かれており、その類稀な暴力性と残虐性によって、17世紀に活躍した女流画家アルテミジア・ジェンティレスキなど、幾多の画家に多大な影響とインスピレーションを与えた。


【ホロフェルネスの首を斬首するユディト】
将軍ホロフェルネスの首を斬首するユディト。将軍ホロフェルネスの首を斬首という劇的な場面を、カラヴァッジョは暗中に浮かび上がるよう、強い明暗法と、それに対比するかの如く、明瞭な鮮血と、赤い背景の布によってドラマティック性を誇張している。
【斬首され、絶命する将軍ホロフェルネス】
斬首され、絶命する将軍ホロフェルネス。斬首される将軍ホロフェルネスの断末魔を思わせる表情は、非常に緻密かつ写実的に描かれており、この暴力的な写実性から、後にカラヴァッジョは実際に人を殺害したと噂が立った。
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