2007/02/04掲載
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合奏(Concert)1665-66年頃 | 69.2×62.8cm | 油彩・画布 イザベラ・スチュワート・ガードナー美術館(ボストン) 関連:『ヴァージナルの前の二人(音楽の稽古)』
鍵盤楽器を弾く女性。本作は1990年3月に所蔵先であるボストンのイザベラ・スチュワート・ガードナー美術館で警察官に扮した2名の(おそらく美術品専門ではない)強盗により盗難され、現在も行方不明であり、元々良好ではなかった状態の悪化などが懸念されている。
【鍵盤楽器を弾く女性】
誇張気味で鋭角的な衣服の質感表現。本作は黄色の衣服の女性のスカートに示される誇張気味で鋭角的な質感表現など画家の簡略化をみせてゆく技巧的変化が表れた初期の作品として注目度や重要度は高い。
【誇張気味で鋭角的な衣服の質感表現】
『ヴァージナルの前の二人(音楽の稽古)』と類似点が多い構成要素。本作は(複数で)奏楽するという内容や、黄色の衣服を纏う女性や杖を持つ男、二枚の画中画、鍵盤楽器、床に置かれたコントラバス、机上に掛けられるタペスリーなど構成要素、画面サイズに類似点が数多く認められることから、『ヴァージナルの前の二人(音楽の稽古)』と対画であると推測もされていた。
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