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homeページCollection常設展示バロック美術スルバラン (Zurbaran,Francisco de)
Work figure (作品図)
Description of a work (作品の解説) 2006/05/16掲載
【全体図】
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無原罪の御宿り (Inmaculada Concepción) 1661年頃
136×102cm | 油彩・画布 | ブダペスト美術館(ハンガリー)

スペイン・バロック芸術の大画家フランシスコ・デ・スルバラン作『無原罪の御宿り』。本作はスルバランが生涯に数多く描いてきた≪無原罪の御宿り≫を主題とした作品のひとつであるが、プラド美術館所蔵の無原罪の御宿りはセビーリャで成功を為した頃に描かれたパチェーコの図像学的規定に忠実に基づいた作品であるのに対し、本作は図像学的規定を逸脱し、画家の独自な解釈に基づいて制作されている。エステルハージイ・コレクションよりブダペスト美術館に所蔵された来歴が確かな本作の主題≪無原罪の御宿り≫は神の子イエスの母である聖母マリアが、マリアの母(イエスの祖母)アンナの胎内に宿った瞬間、神の恩寵により原罪から免れたとする、最初は東方で唱えられ神学者の間で盛んに議論された後、1854年に公認された教理で、聖三位の一位である神の子イエス、その聖器の聖母マリア、聖母マリアを生んだ母アンナそれぞれの関係性により当時は公認されていなかった複雑な主題であった。なお本作の左下端部分には画家直筆による署名が記されている。

関連:プラド美術館所蔵『無原罪の御宿り』


【天上から降りる聖母マリア】
天上から降りる聖母マリア。プラド美術館版の無原罪の御宿りはセビーリャで成功を為した頃に描かれたパチェーコの図像学的規定に忠実に基づいた作品であるのに対し、本作は図像学的規定を逸脱し、独自な解釈に基づいて制作されている。
【柔らかな光を放つ聖母マリアの御身体】
柔らかな光を放つ聖母マリアの御身体。本作の主題≪無原罪の御宿り≫は神の子イエスの母である聖母マリアが、マリアの母(イエスの祖母)アンナの胎内に宿った瞬間、神の恩寵により原罪から免れたとする、最初は東方で唱えられ神学者の間で盛んに議論された後、1854年に公認された複雑な教理。

【天使が配される下弦の月】
天使が配される下弦の月。エステルハージイ・コレクションよりブダペスト美術館に所蔵された来歴が確かな本作の左下端部分には画家直筆による署名が記されている。

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