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作品イメージ
homeページCollection常設展示古典主義ニコラ・プッサン (Nicolas Poussin)
Work figure (作品図)
Description of a work (作品の解説) 2006/05/15掲載
【全体図】
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アルカディアの羊飼いたち(我アルカディアにもあり)
(Bergers d'Arcadie, dit aussi Et in Arcadia ego)
1638-40年頃 | 85×121cm | 油彩・画布 | ルーヴル美術館

フランス古典主義の巨匠ニコラ・プッサン随一の傑作『アルカディアの羊飼いたち(我アルカディアにもあり)』。当時よりフランス古典主義における規範的作品とされる本作の堅強で安定的な構図は、後に活躍する画家たちに多大なる影響を与えただけではなく、フランスアカデミーの方向性まで決定付けた。また本作は古代ギリシアの理想郷≪アルカディア≫を舞台に、ラテン語で「我、アルカディアにもあり(Et in Arcadia ego...)」と、死が理想郷にも存在していることを意味する一文が刻まれる石碑へ集まる羊飼い(牧童)を描いたものだとされているが、フランスのレンヌ・ル・シャトー村の近隣に同風景が実在している点、「我、アルカディアにもあり(Et in Arcadia ego...)」を並べ替えると「立ち去れ、私は神の秘密を隠した(I Tego Arcanadei)」と別の意味の文章が成立する点、シオン修道会という秘密結社がレンヌ・ル・シャトー村近隣に滞在していた点などから、同修道会が守るとされる神の秘密≪主イエスとマグダラのマリアの間に生まれたキリストの子孫≫との関連性が古くより推測されている。


【石碑の前に立つ女牧童】
石碑の前に立つ女牧童。当時よりフランス古典主義における規範的作品とされる本作の堅強で安定的な構図は、後に活躍する画家たちに多大なる影響を与えただけではなく、フランスアカデミーの方向性まで決定付けた。

【石碑に刻まれる一文を不安視する牧童】
石碑に刻まれる一文を不安視する牧童。本作は古代ギリシアの理想郷≪アルカディア≫を舞台に、ラテン語で「我、アルカディアにもあり(Et in Arcadia ego...)」と、死が理想郷にも存在していることを意味する一文が刻まれる石碑へ集まる羊飼い(牧童)を描いたものだとされている。

【一文を指差し仰々と見つめる牧童】
一文を指差し仰々と見つめる牧童。この石碑に刻まれる「我、アルカディアにもあり(Et in Arcadia ego...)」を並べ替えると「立ち去れ、私は神の秘密を隠した(I Tego Arcanadei)」と別の意味の文章が成立することが指摘されている。

【一行の動向を見守る牧童】
一行の動向を見守る牧童。フランスのレンヌ・ル・シャトー村の近隣に同風景が実在している点、一文を並べ替えると別の意味の文章が成立する点、シオン修道会という秘密結社がレンヌ・ル・シャトー村近隣に滞在していた点などから、同修道会が守るとされる神の秘密≪主イエスとマグダラのマリアの間に生まれたキリストの子孫≫との関連性が古くより推測されている。

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