【古典主義 -Classicism-】
ルネサンス期までの古典的様式に見られる、明晰な秩序に基づいた統一的で調和のある表現方法と、その技術を指す。主に17世紀フランス美術におけるバロック美術の対比として「古典主義」の語句は用いられるが、バロック様式、古典主義様式それぞれに見られる特色が混在する画家も少なくない。フランス国内において両者は同一時期に隆盛した様式として互いに発展を遂げ、後に世界的な流行となるロココ美術への重要な通過点として注目される。なお本項に16世紀中頃から末頃までにおこったフォンテーヌブロー派や、17世紀フランス美術界でのバロック美術も記載する。
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代表画家:
シモン・ヴーエ、
ラ・トゥール、
ニコラ・プッサン、
クロード・ロラン、
ル・ナン、
ル・ブラン等