【ロココ美術 -Rococo-】
18世紀ルイ15世統治下のフランスを中心に、欧州各地を席巻した優美な装飾様式。「ロカイユ(貝殻装飾)」が語源で、曲線を多用した装飾性の高い形体、明瞭かつ軽快な色彩、優雅でありながら甘美性も備わる表現、雅宴画と呼ばれる独自の絵画様式などが特徴として挙げられる。また神話的主題や統治者の栄光を称える作品が典型例であるも、肖像画、風俗画、静物画などでもロココ独特の様式美が示されている。なお本項に18世紀イタリアの画家やイギリスの画家も掲載している。
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代表画家:
ヴァトー、
シャルダン、
ブーシェ、
フラゴナール、
ティエポロ、
カナレット、
ゲインズバラ等