2008/10/10掲載
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白い花瓶の花(カーネーションと月下香とスイートピーが活けられた花瓶)(Bouquet D'Œillets) 1760-1763年頃44×36cm | 油彩・画布 | スコットランド国立美術館 大ぶりで非写実的な筆触による花の描写。本作には対象の形状や質感を克明に捉える静物画の典型的な写実性は示されず、あたかも習作で用いるような大ぶりで即興的な筆触で花束や花瓶を描いているが、それが寧ろ本作へ生き生きとした生命力を与えている。
【大ぶりで非写実的な筆触による描写】 絵付けされた東洋風の白磁の花瓶。艶やかな質感が非常に美しい絵付けされた東洋風の白磁の花瓶へ、白のカーネーションや花弁を広げる月下香、色鮮やかなスイートピーが品良く収まるように活けられており、花瓶が置かれる机上には赤いカーネーション一輪と幾つかの花びらが無造作的に置かれている。
【絵付けされた東洋風の白磁の花瓶】
無造作に配される一輪のカーネーション。本作は、東洋風の花瓶に活けられた麝香撫子(カーネーション)、月下香(チューベローズ)、麝香連理草(スイートピー)を描いた、現存する画家唯一となる花を主題とした作品である。
【無造作に配される一輪の麝香撫子】 |