Introduction of an artist(アーティスト紹介)
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シャルル=アントワーヌ・コワペル Charles-Antoine Coypel
1694-1752 | フランス | ロココ美術




初期ロココ様式に活躍した著名な画家のひとり。演劇的な場面描写に、観る者の視線を意識した人物の動作や表情、上品で洒落た優美性など貴族好みの様式と、ロココ的な軽快性や装飾性を融合させ独自の絵画展開を確立。コワペル一族という名門の一族の中で、最も高い評価と評判を呼んだ画家としても知られている。神話画や宗教画が主要作品であるが、王室の大邸宅の装飾画やタピスリーの下絵などでも優れた作品を残している。パリ有数の画家一族であったコワペル家に生まれ、父アントワーヌ・コワペルから絵画を学ぶ。ニコラ・プッサンに倣いシャルル・ル・ブランが確立したフランス独特のアカデミックな絵画様式による作品を手がけ、1715年、王立絵画・彫刻アカデミーに正会員として入会。その後、王家や有力貴族などからの注文を精力的に制作し画家として確固たる地位を確立。晩年の1746年には父同様、アカデミーの会長職に就く。1752年パリで死去、輝かしい生涯の幕を閉じた。シャルル=アントワーヌ・コワペルの作品には祖父ノエル・コワペルや父アントワーヌ・コワペルとは異なりドラマティックな性格が顕著に示されている。

Work figure (作品図)


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