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作品イメージ
homeページCollection常設展示ゴシック美術チマブーエ (Cimabue)
Work figure (作品図)
Description of a work (作品の解説) 2004/11/10掲載
【全体図】
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十字架のキリスト Crocifisso 1272年以前
336×267cm | Tempera on wood | サンタ・クローチェ聖堂

チマブーエの現存する数少ない作品の中でも、最も初期に分類される、板にテンペラで描かれた『十字架のキリスト』。フィレンツェのサンタ・クローチェ聖堂に所蔵されるこの、キリストの磔刑を主題とした作品は、その制作年数も1272年以前に制作されたと考えられているが、それは最も一般的な考えであり、1285年から1288年頃とさせる説や、1295年頃に描かれたとする説など諸説存在している。また、1966年フィレンツェの街を襲った大洪水により色彩が大きく剥落するが、その後長期間をかけて修復された。チマブーエの貴重な代表作のひとつ。

関連:1966年の洪水後拡大図


【十字架のキリスト】
ローマ兵士に捕らえられ、十字架へ磔にされるキリストの姿。当時としては他に類をみない程、精神性を含んだ表現がなされている。また左右には聖母マリアと洗礼者聖ヨハネが描かれた。
【色彩が剥落した十字架のキリスト】
本作は1966年フィレンツェの街を襲った大洪水により色彩が大きく剥落してしまった。左図はその痛々しい傷跡を残している時に写された写真画像。(下記リンクは拡大図)
関連:1966年の洪水後拡大図
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