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チマブーエ Cimabue
1240-1303 | イタリア | 初期ゴシック
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ジョット以前で13世紀イタリアにおける最大の画家。当時のイタリアの優れた芸術家の生涯を扱う、現在も資料的価値の極めて高い、1550年に初版されたヴァザーリの3部構成からなる著書≪芸術家列伝≫の最初に記される画家でもあり、イタリアの詩人ダンテの有名な叙事詩≪神曲≫でも「絵画の世界の覇者」と謳われているなど、イタリア絵画の創始者としても非常に重要視されている。まだ年少であったジョットの画才を見出したという有名な伝承も残されているが、チマブーエの記録は≪芸術家列伝≫以外、数点の制作記録しか残っておらず、その生涯の詳細は未だ解明されていない。本サイトに掲載される1240-1303という数字も確証を得ているものではなく、研究者の間では生年が1240年〜1250年の間、没年は1302年〜1303年とされている。
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