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作品イメージ
homeページCollection常設展示ゴシック美術チマブーエ (Cimabue)
Work figure (作品図)
Description of a work (作品の解説) 2004/11/10掲載
【全体図】
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壮厳の聖母(マエスタ)Madonna in Maesta 1279-1280年頃
385×223 cm | Tempera on panel | Galleria degli Uffizi

ジョット以前の画家の中で、13世紀イタリアにおける最大の画家とされるチマブーエの基準作と見なされている、フィレンツェのウフィツィ美術館に所蔵される『壮厳の聖母』。典型的な玉座の聖母子像を主題とした本作は、フィレンツェのサンタ・トリニタ聖堂の主祭壇画として制作されたもので、この聖母崇拝が高まっていた13世紀という時代背景から考えても、チマブーエの作品を語る上で、現存状態、バリエーション、そして豊かな表現方法など最重要作のひとつとして度々取り上げられている。また本作以外で同様に重要と見なされるのが、かつてサン・フランチェスコ聖堂に旧蔵され、現在はルーヴル美術館に所蔵される『壮厳の聖母』で、こちらは本作よりさらに数年さかのぼり、1272年頃に描かれたとされ、チマブーエ前の代表的なイタリアの画家ニコラ・ピサーノの影響が認められている。

関連:ルーヴル美術館所蔵 『壮厳の聖母』


【聖母マリアと幼子キリスト】
周りに8人の天使が配された玉座の聖母子像。祝福のポーズを取る幼子キリストの神々しい姿や、慈愛に満ちた表情の聖母マリアなど、豊かな表現がなされている。また画面下部には4人の預言者が描かれている。
【ルーヴル版 壮厳の聖母】
チマブーエ前の代表的なイタリアの画家ニコラ・ピサーノの影響が認められる、ルーヴル美術館所蔵の『壮厳の聖母』。人物の表現方法など、本作とは明らかに異なる点が確認できる。
関連:ルーヴル美術館所蔵 『壮厳の聖母』

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