2009/08/21掲載
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日本趣味 : 梅の花(Japonaiserie : l'arbre (Prunier en fleurs)) 1887年 73×54cm | 油彩・画布 | ファン・ゴッホ美術館 関連:歌川広重作 『名所江戸百景 亀戸梅屋敷』 【白い梅の花と鮮やかな朱色の背景】 原図同様、花見をおこなう町民たち。ゴッホは日本趣味(ジャポニズム)の特徴である異国情緒を感じさせる雰囲気、斬新な構図、平面的構成による鮮やかな色彩などは他の印象派の画家同様、強く魅了されていた。
【原図同様、花見をおこなう町民たち】
超近景に配される梅の樹木。本作は原図にほぼ忠実な模写であるものの、周囲にはオリジナルには存在しない漢字による装飾が施されているが、これは日本趣味的表現の強調として描き込まれたと推測されている。
【超近景に配される梅の樹木】 |