2009/04/27掲載
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フレデリック・バジールの肖像(Frédéric Bazille peignant à son chevalet) 1867年 105×73.5cm | 油彩・画布 | オルセー美術館(パリ)
作品制作に集中するフレデリック・バジールの姿。本作はルノワールと同じく印象派の初期からその形成に携わっていた同派を代表する画家フレデリック・バジールが画布に向かい作品を制作する姿を描いた肖像画作品である。
【作品制作に集中するバジールの姿】 【丸く屈められたバジールの大きな背中】
バジールが本作中で取り組む画題のアオサギ。本作の中でバジールはアオサギを画題とした作品を手がけているが、シスレーがこの作品とほぼ同内容の作品を制作しており、この作品への取り組みはバティニョール派の画家たちの強い共鳴を示す例としての意味も見出すことができる。
【バジールが本作中で取り組むアオサギ】 |