2007/05/26掲載
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ラ・グルヌイエールにて(La balançoire) 1869年66×86cm | 油彩・画布 | ストックホルム国立美術館 関連:クロード・モネ作 『ラ・グルヌイエール』 関連:エルミタージュ美術館所蔵 『ラ・グルヌイエール』
植木鉢(又はカマンベール)と呼ばれた人工の島に集う人々。本作はパリに程近いブージヴァル近郊セーヌ河畔の新興行楽地であった水上のカフェのある水浴場≪ラ・グルヌイエール≫で、1869年夏に友人であるクロード・モネと共に同地へ赴き、画架を並べ描いた作品としても広く知られている。
【建造された人工の島に集う人々】 【水上のカフェでくつろぐ人々】
水面に反射する陽光の表現。モネが光の視覚的な現象や印象、効果に忠実であるのに対し、ルノワールの『ラ・グルヌイエールにて』では、より水面に反射する光の繊細さと叙情性が強調されていることは、特筆すべき点のひとつである。
【水面に反射する陽光の表現】 |