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作品イメージ
homeページCollection常設展示マニエリスムコレッジョ (Correggio)
Work figure (作品図)
Description of a work (作品の解説) 2004/09/12掲載
【全体図】
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羊飼いの礼拝≪ラ・ノッテ(夜)≫
(Adorazione del pastori (La Notte)) 1529-1530年
256.5×188cm | 油彩・板 | ドレスデン国立絵画館

マニエリスム期におけるエミリア派の大画家コレッジョが制作した祭壇画の代表作『羊飼いの礼拝(夜)』。本作は『聖母子と聖ヒエロニムス, マグダラのマリア(昼)』の対画と推定されており、その場面描写からラ・ノッテ(夜)とも呼ばれる本作の主題は、大天使からベツレヘムの厩(うまや)に神の子イエスが生誕したことを告げられ、同地へ向かった羊飼いが幼子イエスと聖母マリアを発見した場面で、教訓は「神は常に正しい。神を崇め、賛美なさい」とされる≪羊飼いの礼拝≫である。絵画史上で夜景を描写した最も初期の作品であると位置付けられている本作で生まれたばかりの幼子イエスをやさしく抱きしめる聖母マリアは、ルネサンス以降、本主題として描かれる場合、画家たちが特に重要視した聖母の美性や母性が、画家特有の甘美な表現と共に示されており、その輝きを帯びた圧倒的な存在感は観る者を眼を強く惹きつける。また大天使からベツレヘムの厩へ向かうよう告げられた羊飼いらは、(大天使の話が)半信半疑であったのだろう、驚きの表現と仕草を見せている。幼子イエスが降誕したベツレヘムはヨルダン西部、エルサレムの南にある町で、キリスト教の聖地とされる。また第二代イスラエル王国ダビデも生誕地と伝えられることから、本地はダビデの町とも呼ばれている。なお本作は長い間、劣悪な状態で置かれていた為、保存状態は極めて悪い。

関連:対画 聖母子と聖ヒエロニムス, マグダラのマリア(昼)


【イエスをやさしく抱きしめる聖母マリア】
生まれたばかりのイエスをやさしく抱きしめる聖母マリア。本作で生まれたばかりの幼子イエスをやさしく抱きしめる聖母マリアは、ルネサンス以降、本主題として描かれる場合、画家たちが特に重要視した聖母の美性や母性が、画家特有の甘美な表現と共に示されており、その輝きを帯びた圧倒的な存在感は観る者を眼を強く惹きつける。

【神の子イエスを礼拝する羊飼いたち】
ベツレヘムの厩で神の子イエスを礼拝する羊飼いたち。その場面描写からラ・ノッテ(夜)とも呼ばれる本作の主題は、大天使からベツレヘムの厩(うまや)に神の子イエスが生誕したことを告げられ、同地へ向かった羊飼いが幼子イエスと聖母マリアを発見した場面≪羊飼いの礼拝≫である。

【神の子イエスの降誕を告げた大天使ら】
羊飼いたちに神の子イエスの降誕を告げた大天使らの姿。本作は『聖母子と聖ヒエロニムス, マグダラのマリア(昼)』の対画と推定されているほか、絵画史上では夜景を描写した最も初期の作品であると位置付けられている。

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