2004/09/01掲載
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グランド・オダリスク(横たわるオダリスク)(La Grande Odalisque) 1814年 91×162cm | 油彩・画布 | ルーヴル美術館(パリ) 【振り返り観る者と対峙する女性の表情】
非難の的となった歪んだ裸婦の背中。人体構造的にはあり得ない伸びきった背中だが、画家が美を追求した末に辿りついた表現として、同画家の大きな特徴として認識されている。
【非難の的となった歪んだ裸婦の背中】
イタリアでの修行時代に学んだ、美しさは写実のみではないことを表現した人体構造的には太過ぎる腰・臀部・大腿部。また長く伸びだ右腕の先の手には、孔雀の羽根の扇が握られている。
【太過ぎる腰・臀部・大腿部】 |