2010/09/17掲載
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聖ホセ・デ・カラサンスの最後の聖体拝領(Última comunión de San José de Calasanz) 1819年 250×180cm | 油彩・画布 | エスコラピオス学院聖堂
聖餅(プロスフォラ)を賜る聖ホセ・デ・カラサンス。本作は画家と同郷となるアラゴン州出身の聖人で、教育機関(学校)≪エスコラピオス≫の創立者兼教育者としても知られる≪ホセ・デ・カラサンス≫が91歳の時に臨終を向かえる直前、人生最後の聖体拝領の儀をおこなう場面を主題として描かれている。
【聖餅を賜る聖ホセ・デ・カラサンス】 聖人へ聖餅(プロスフォラ)を与える司祭。画面中央へ配されるホセ・デ・カラサンスは司祭の前で跪き、眼を閉じながら聖餅(プロスフォラ)を司祭から賜っている。カラサンスの頭上には光輪が描かれ、さらにその上部には父なる神の意思を示すかのように一筋の光がカラサンスへと射し込んでいる。
【聖人へ聖餅を与える司祭】 天上から射し込む父なる神の威光。エスコラピオス学院は本作に描かれる聖人ホセ・デ・カラサンスを祀っている修道院で、ゴヤも少年期にこの修道院で学んでいたことが知られている。
【天上から射し込む父なる神の光】 |