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グエルチーノ (Guercino)
2005/12/11掲載
【全体図】
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ペリシテ人に捕らえられるサムソン
1619年
(Sansone catturato dai filistei)
191.1×236.9cm | 油彩・画布 | メトロポリタン美術館
ボローニャ派の画家グエルチーノの特徴が良く示される代表作『ペリシテ人に捕らえられるサムソン』。本作の主題は、イスラエルの師士であり同地を20年間統治した怪力者サムソンが、あまりの怪力からイスラエル民からも恐れられ、敵対していたペリシテ人へと引き渡される場面≪ペリシテ人に捕らえられるサムソン≫を描いたもので、グエルチーノの典型的な作風である、強い明暗対比による激しい感情表現と、劇的な運動性が存分に発揮されている。
【ペリシテ人に捕らえられるサムソン】
ペリシテ人に捕らえられるサムソン。サムソンを縛っていた縄が解かれると、旧約聖書において、マノアと不妊の妻との間に生まれた怪力の師士≪サムソン≫はその後、1,000人ものペリシテ人を殺害し、神より与えられた泉の水で喉を潤したとされる。
【激しい感情と運動性】
グエルチーノの作風である、典型的な激しい感情と強い明暗対比による運動性。
アンニーバレ・カラッチ
の従兄弟ルドヴィコ・カラッチに影響を受け形成された独自の画風は、
グイド・レーニ
の死後、ボローニャにおいてアカデミズムの指導的存在となった。
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