Salvastyle.com 自己紹介 サイトマップ リンク メール
About us Site map Links Contact us
home Information Collection Data Communication
Collectionコレクション
作品イメージ
homeページCollection常設展示バロック美術レンブラント (Rembrandt Harmensz, van Rijn)
Work figure (作品図)
Description of a work (作品の解説) 2006/12/23掲載
【全体図】
拡大表示
自画像 (Self-Portrait) 1669年
63.5×57.8cm | 油彩・画布 | マウリッツハイス美術館

17世紀のオランダ絵画黄金期において一時代を築いた巨匠レンブラント・ファン・レイン最晩年の作品『自画像』。本作は画家が生涯にわたり描き続けてきた自身の顔≪自画像≫であるが、晩年にもかかわらず非常に高い創作意欲と表現力によって老いた自分を見つめるかのような思慮深い瞳が印象的である。また本作に記される年記について、複数の意見が述べられているも大半の研究者は1669年としている。本作はX線の調査によって、この自画像が被るベレー帽の下に白い帽子が描かれていたことが判明しており、1663年から65年頃に描かれた極めて詩情的な『パレットと絵筆をもつ自画像』との類似から、この『パレットと絵筆をもつ自画像』と同時期に描かれた自画像を後にレンブラント自らが修正し、1669年に完成させた作品と推測されている。なお最晩年に描いた他の自画像作品としてロンドン・ナショナル・ギャラリー所蔵の『自画像』や、ヴァルラフ=リヒャルツ美術館所蔵の『ゼウクシスとしての自画像(笑う自画像)』が広く知られている。

関連:ケンウッド・ハウス所蔵『自画像』 1663-65年頃
関連:ロンドン・ナショナル・ギャラリー所蔵 『自画像』 1669年
関連:『ゼウクシスとしての自画像(笑う自画像)』 1665-69年頃


【思慮深い瞳】
老いた自分を見つめるかのような思慮深い瞳。本作が画家が生涯にわたり描き続けてきた自身の顔≪自画像≫であるが、晩年にもかかわらず非常に高い創作意欲と表現力によって老いた自分を見つめるかのような思慮深い瞳が印象的である。

【自画像が被るベレー帽】
自画像が被るベレー帽。X線の調査によって、この自画像が被るベレー帽の下に白い帽子が描かれていたことが判明しており、1663年から65年頃に描かれた極めて詩情的な『パレットと絵筆をもつ自画像』との類似から、この『パレットと絵筆をもつ自画像』と同時期に描かれた自画像を後に画家自らが修正し、1669年に完成させた作品と推測されている。

【本作に記される書名と年記】
本作に記される書名と年記。最晩年に描いた他の自画像作品としてロンドン・ナショナル・ギャラリー所蔵の『自画像』や、ヴァルラフ=リヒャルツ美術館所蔵の『ゼウクシスとしての自画像(笑う自画像)』が広く知られている。

Copyright (C) Salvastyle.com - ++ All Rights Reserved.