Salvastyle.com 自己紹介 サイトマップ リンク メール
About us Site map Links Contact us
home Information Collection Data Communication
Collectionコレクション
homeページCollection常設展示ゴシック美術
Introduction of an artist(アーティスト紹介)

シモーネ・マルティーニ Simone Martini
1285-1344 | イタリア | ゴシック期シエナ派

14世紀に活躍したシエナ派の画家。美しい色彩や装飾性から、同じくシエナ派の画家であったドゥッチョの弟子と推定されているが、ドゥッチョにはあまり見られなかった写実性も認められることから、フランスゴシックからの影響もあったと研究されている。1317年ナポリのアンジュー家の宮廷での制作、その後アッシジのサン・フランチェスコ聖堂の壁画制作、1340年教皇庁の宮廷画家としてアヴィニョンで板絵、壁画、写本を制作…などの業績が確認されているが、その生涯においての詳細な制作記録は不明である。晩年の作品は国際ゴシック様式を予告しており、後のフランスやフランドルの画家に大きな影響を与えた。


Work figure (作品図)
Description of a work (作品の解説)
【全体図】
拡大表示
聖マルティヌスの生涯 (Storie della vita di san Martino)
1317年頃 | Fresco | サン・マルティーノ礼拝堂
※左場面は連作壁画より『騎士に叙任される聖マルティヌス』

アッシジに建てられているサン・フランチェスコ聖堂下堂、サン・マルティーノ礼拝堂に描かれた連作壁画『聖マルティヌスの生涯』。本壁画は黄金伝説が典拠となり、4世紀のトゥールの司教でキリスト教の聖人、マルティヌスの一生を壮大に描いた。また本壁画は未だ制作年代は明確ではないが、シモーネ・マルティーニの様式形成を研究する上で重要な作品で、奥行きを感じる空間構成や表情の豊かな人物表現から、当時既に名を馳せていたジョットだけではなく、フランスゴシックからの影響も認められている。

関連:騎士に叙任される聖マルティヌス
関連:乞食にマントを分け与える聖マルティヌス
関連:聖マルティヌスの葬儀
関連:礼拝堂の献堂

解説の続きはコチラ

【全体図】
拡大表示
荘厳の聖母(マエスタ) (Maesta) 1315年
763×970cm | Fresco | シエナ市庁舎 -世界地図の間-

マルティーニ初期の代表作『荘厳の聖母(マエスタ)』。主題はゴシック絵画では基本的な構図といえる玉座の聖母子。1315年にシエナの九人委員会より委嘱され描かれた。枠縁に署名と年代が残っている。

解説の続きはコチラ

【全体図】
拡大表示
グイドリッチョ・ダ・フォリアーノ (Guidoriccio da Fogliano)
1328年以降
340×968cm | Fresco | シエナ市庁舎-世界地図の間-

1328年、シエナがおこなったモンテマッシの攻略が成功したのを記念し、攻略へ進行する場面を描いた壁画『グイドリッチョ・ダ・フォリアーノ』。画面中央には攻略をおこなった年代(1328)が描かれているが、近年では制作者の帰属や制作年代が疑問視され、現在も議論は続いている。

解説の続きはコチラ

【全体図】
拡大表示
受胎告知と聖アンサヌス、聖女
(Annunciazione, sant'Ansano e una santa) 1333年
184×210cm | Tempera on wood | Galleria degli Uffiz

現在はフィレンツェのウフィツィ美術館が所蔵しているが、元来シエナ大聖堂内サンタンサーノ礼拝堂のために描かれた祭壇画。主題は新約聖書から処女のままキリストの懐妊を告げられる聖母マリアと、神の御心を伝える大天使ガブリエルを描く『受胎告知』。また両脇にはシエナの守護聖人アンサヌスと聖女がマルティーニの義理の兄リッポ・メンミによって描かれた。

解説の続きはコチラ

Copyright (C) Salvastyle.com - ++ All Rights Reserved.