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作品イメージ
homeページCollection常設展示マニエリスムコレッジョ (Correggio)
Work figure (作品図)
Description of a work (作品の解説) 2005/05/16掲載
【全体図】
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聖母子(カンポリの聖母) 1517-1518年頃
(Madonna col Bambino (Madonna Campoli))
58×45cm | Oil on canvas | モデナ, エステ美術館

名家カンポリ家が1894年まで所有していたことから≪カンポリの聖母≫と呼ばれているコレッジョ屈指の聖母子画『聖母子』。スフマート(ぼかし技法)など、これまでの作品同様レオナルド・ダ・ヴィンチの影響も見られるほか、聖母マリアと幼児イエスの丸みを帯びた柔らかい表現や、色調の優雅さなど、ラファエロから受けたであろう表現の影響も確認されている本作は、コレッジョ初期の作品との分岐的な位置を示し、この後、画家の豊かな表現手法や情緒的感性が開花し始める。バラ色に輝く聖母の頬などの柔らかく色調豊かな表現は、ラファエロの影響と思われ、コレッジョ作品の大きな特徴となり、同年代の者はもとより、数百年経つ現在も高い評価を得ている。肉体的な表現は、それまでの作品と比べ硬質的な細密描写が消え、随分と丸みを帯び始めた他、自然な曲線や稜線のぼかし、反射する光の輝きが増しているのも特筆に値する。


【バラ色に輝く聖母の頬】
バラ色に輝く聖母の頬。ラファエロの影響と思われる、この柔らかく色調豊かな表現は、コレッジョ作品の大きな特徴となり、同年代の者はもとより、数百年経つ現在も高い評価を得ている。

【丸みを帯びたイエスの身体】
丸みを帯びたイエスの身体。肉体的な表現は、それまでの作品と比べ硬質的な細密描写が消え、随分と丸みを帯び始めた他、自然な曲線や稜線のぼかし、反射する光の輝きが増している。

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