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作品イメージ
homeページCollection常設展示マニエリスムコレッジョ (Correggio)
Work figure (作品図)
Description of a work (作品の解説) 2005/05/09掲載
【全体図】
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エジプトへの逃避途上の休息、聖フランチェスコ
(Riposo durante la fuga in Egitto, con san Francesco)
1517-19以降 | 129×106cm | 油彩・画布 | ウフィツィ美術館

コレッジョ市のサン・フェランチェスコ聖堂ムリーナ礼拝堂のために描かれた、若き画家の新たな表現が示される作品『エジプトへの逃避途上の休息、聖フランチェスコ』。それまでレオナルド・ダ・ヴィンチなどから受けていた古典様式の影響のほか、アンドレア・デル・サルトなど初期マニエリスムの画家に見られる影響も確認されている本作の主題は、ベツレヘムに生まれたイエスの影響を恐れ、同地の全ての新生児の殺害を企てユダヤの王ヘロデが放った兵士から逃れるために、イエス一家(聖ヨセフ、聖母マリア、幼児イエス)がエジプトへ逃避する場面を描く≪エジプトへの逃避途上の休息≫で、そこに聖フランチェスコが新たな登場人物として加えられている。画面左の聖ヨセフから、画面右の聖フランチェスコへと至るダイナミックな画面構成や人物の動作、前景に描かれる静物画的要素はマニエリスムの大きな特徴のひとつである。


【幼児イエスと聖母マリア】
逃避途上の聖母マリアと母に抱かれる幼きイエス。画面左の聖ヨセフから、画面右の聖フランチェスコへと至るダイナミックな画面構成や人物の動作、前景に描かれる静物画的要素はマニエリスムの大きな特徴のひとつである。

【聖母マリアの夫である聖ヨセフ】
聖母マリアの夫である聖ヨセフ。大工であった聖ヨセフは、紀元前10世紀頃のイスラエル王国第二代の王で全イスラエルを統一し、エルサレムに都を定め近隣諸国を征服併合した、すべての王の模範とされるダヴィデ王の家系であるとされている。

【聖フランチェスコ】
聖母に話し掛ける仕草を見せる聖フランチェスコ。幾多の画家が描いてきたイタリア生まれの聖人フランチェスコは、死する一年前に、聖書以来のもっとも美しい宗教詩として称えられる「太陽の賛歌」を残したことでも有名。

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