2006/02/12掲載
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田園の奏楽(Concerto campestre) 1511年頃110×138cm | 油彩・画布 | ルーヴル美術館(パリ) 関連:エドゥアール・マネ作『草上の昼食』
音楽を奏でる若い貴族と従者。本作は古代ローマを代表する詩人、ウェルギリウスによって書かれた叙事詩≪牧歌≫を元に、ナポリ出身の詩人によって再解釈された理想郷的神話を題材とする詩的寓話≪田園風景≫を描いたものだと推測されている。なお従者は羊飼い(牧夫)としても解釈されている。
【音楽を奏でる若い貴族と従者】
奏楽による会話をおこなうニンフ。本作では、身なりの良い赤い衣服を纏う貴族の青年と、おそらくはその従者であろう青年が、美を象徴する裸体のニンフらと音楽による会話をおこなう様子を表現している。
【奏楽による会話をおこなうニンフ】 【美を象徴する裸体のニンフ】 【理想郷を思わせる牧歌的な風景】 |