【青銅の蛇:民数記 21章】
約束の地カナンへの旅は日を追うごとに厳しさを増し、イスラエルの民からは神を冒涜するような言動が発せられるようになった。神はその懲罰の為に炎の毒蛇を遣わしイスラエル民から10人に1人を殺し、多くの民が死んだ。イスラエルの民は悔悛し、モーセに毒蛇を取り去るよう神に祈りを捧げるよう願う。モーセが祈ると父なる神より「蛇の像を造り、旗竿の先に掲げよ。毒蛇に噛まれても、それを見上げれば傷を癒えよう。」との言葉を授かり、青銅の蛇を造り旗竿の先に掲げる。イスラエルの民は毒蛇に噛まれても、青銅の蛇を仰ぎ見ることによって生きる力を得た。
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